オフィスにティーサーバーを設置する場合、購入とレンタルのふたつの方法があります。なかには、長期間使用するのであれば、直接購入したほうがコストを抑えられると考えている方も多いでしょう。今回は、ティーサーバーを購入する場合とレンタルの違いや、リースとの違い、ティーサーバーを比較する際のポイントなどを解説します。

ティーサーバーを購入する場合とレンタルの違い

多くの人が業務を行っていて、時には来客のあるオフィスには、ティーサーバーがあると便利です。導入方法には、ティーサーバーを会社で購入する方法とレンタルのふたつが考えられます。こちらでは、両者にどのような違いがあるのか解説します。

購入はすべてを自分たちで行う必要がある

最大の違いは、ティーサーバーを購入すると自分たちですべてを行う必要がある点です。具体的には、ドリンクの補充や定期的なお手入れなどを行わなければなりません。レンタルの場合は、定期的にスタッフが訪れてドリンクの補充やお手入れなどを行うのが一般的です。

これらの作業が苦でなければ問題ありませんが、いずれも業務の手を止めて行う必要があるため、なかには仕事の妨げになると感じる方もいるでしょう。すべてをプロに任せられるのは、レンタルの大きな魅力です。

メンテナンスや修理対応の有無

多くの人が出入りするオフィスでヘビーにティーサーバーを使用していると、時には故障やトラブルが発生することもあります。レンタルであれば、契約している事業者に連絡するだけ、新しいサーバーに交換してもらったり修理してもらったりとサポートが充実しています。

ただ、サーバーを購入した場合は、修理業者を自ら探し見積りを依頼し、実際に修理をしてもらったうえで料金を支払うことが必要です。レンタルの場合は、月々の料金にメンテナンス費用が含まれているケースもあるため、緊急時にはレンタルのほうがお得といえるでしょう。

オフィスに最適なサーバーを選ぶことができる

レンタルティーサービス事業を展開している会社は、オフィスごとに最適なサーバーを提案しています。従業員の多いオフィスには抽出時間が短いサーバー、広いスペースを確保できないオフィスにはコンパクトなデザインのサーバーなど、それぞれの事情に応じたティーサーバーを選ぶことができます。

レンタルとリースの違い

ティーサーバーを借りてオフィスに設置する場合、レンタルとリースのふたつの方法が考えられます。レンタルとは、レンタル会社の所有するティーサーバーを借りて使用するサービスです。一方、リースとは購入代金をリース会社に肩代わりしてもらい、それを借りるサービスです。それぞれの違いについて、以下の表で簡単にまとめました。

項目	レンタル	リース
対象となるサーバー	レンタル会社が所有しているもの	ユーザーが選んだもの
サーバーの所有権	レンタル会社	リース会社
契約期間	比較的短期	比較的長期
料金	レンタル会社指定の料金設定	本体価格×リース料率
中途解約	原則可能	原則不可
保守・修繕義務	レンタル会社	ユーザー
契約期間終了後	返還	返還または再リース

特徴的な点といえば、中途解約の有無ではないでしょうか。リース契約の場合、基本的には中途解約ができません。中途解約できる場合でもあっても、違約金を設定している会社がほとんどです。上記のような点を比較しつつ、レンタルとリースのどちらにするか判断しましょう。

ティーサーバーを選ぶ際に比較すべきポイント

ティーサーバーを選ぶ際は、複数社に絞ったうえでさまざまな項目を比較検討する必要があります。こちらでは、どのような項目について比較すべきかを解説します。

レンタル料金

ティーサーバーを導入するうえで、料金も重要な要素です。使用の有無にかかわらず必ず支払うことになるため、納得できる金額の会社を利用しましょう。単純に料金だけを比較するのではなく、アフターサービスの充実度やドリンクの種類などとあわせて判断するのが重要です。

味

多くの従業員に満足してもらうためには、美味しいドリンクを淹れられるサーバーが好ましいでしょう。メーカーのなかには、お試し期間を設けている会社もあるため、積極的に活用しましょう。

ドリンクの種類の豊富さ

従業員が多いオフィスでは、ドリンクの種類が豊富なサーバーを選ぶのがおすすめです。種類が多いと気分に応じてドリンクを選択できますし、1台でいくつも役割をこなしてくれます。導入前にどのようなドリンクがあったら利用したいか、アンケートを取ってみましょう。

定期メンテナンスの有無

オフィスにティーサーバーを設置する場合、定期メンテナンスが必要不可欠です。利用頻度が高くなればなるほど、何かしらの不具合を起こす可能性が高まるため、スタッフがすぐに駆けつけてくれるメーカーを選ぶと安心です。