オフィスに設置すると便利な設備はさまざまありますが、なかでも多くのオフィスで導入されているのが「給茶機」です。1台設置するだけでさまざまなドリンクをオフィスで楽しむことができ、従業員の満足度やモチベーションアップが期待できます。しかし、給茶機をただ置いているだけでは、それらのメリットを享受できていないかもしれません。今回は、オフィスに給茶機を設置する際の便利な活用術をご紹介します。

給茶機をオフィスに導入するメリット

給茶機とは、お茶や紅茶、水などのドリンクを提供する設備のことです。商業施設やフードコート、病院、学校などに導入されています。また、従業員が仕事中や休憩中に楽しめるよう、オフィスに導入するケースも。こちらでは、給茶機をオフィスに導入するメリットを2つご紹介します。

来客にすぐにドリンクを出すことができる

来客の多いオフィスでは、給茶機があるとすぐにドリンクを出すことができて便利です。以前は急須でお茶を淹れていましたが、時間がかかってしまいあまり効率的ではありません。給茶機であれば、時間や手間をかけずにドリンクを提供できるので、人件費の削減にもつながります。

仕事中に手軽に飲み物を楽しめる

給茶機をオフィスに設置しておくだけで、従業員は外に飲み物を買いに行く必要がなくなります。業務効率のアップにつながるだけでなく、従業員満足度のアップも期待できます。給茶機のドリンクは、1杯あたり6～7円程度が原価です。従業員の負担とならない10～20円前後で提供すれば、経費の削減にもつながります。

カップディスペンサーを装着しておくと便利

来客に利用してもらうこともある給茶機は、サーバー本体にカップディスペンサーを装着しておくと便利です。カップディスペンサーを活用するメリットを2つご紹介します。

来客が自由にドリンクを楽しめて手間が省ける

カップディスペンサーが設置されていれば、来客が自由にドリンクを楽しむことができます。自身が他のオフィスを訪れた際、実はそれほど好きではないコーヒーを出してもらい、「本当はお茶が良いのにな」と感じたことはないでしょうか。自身でドリンクを選ぶことができれば、そういった思いを抱くことはありません。

また、従業員が来客にお茶を出す必要がなくなるため、手間が省けるというメリットもあります。

紙コップのため衛生的

2020年に発生した新型コロナウイルス感染症の流行により、人の集まることの多いオフィスでの衛生管理が問われています。カップディスペンサーには使い捨ての紙コップがストックできるため、プラスチックやガラスのカップを使用するより衛生的です。来客にも安心感を与えることができるでしょう。

ボトルが下向きのサーバーを選ぶと便利

給茶機には、ミネラルウォーターの入ったボトルを設置するスペースが設けられています。オフィスの来客用や従業員用として給茶機を設置する場合は、ボトルを下向きに配置するタイプのサーバーを選ぶのがおすすめです。

ボトルが下向きのサーバーは、上部がフラットな形状になっていて、サーバーの上に物を置くことができます。コーヒーや紅茶などを置いておけば、ちょっとしたカフェスペースとして活用できます。

休憩スペースも充実させよう

オフィスに給茶機を設置する場合は、休憩スペースも充実させておくと効果的です。休憩スペースを充実させる際に大切なポイントを解説します。

スペースを広く取る

給茶機と合わせて休憩スペースを充実させる場合、スペースを広く確保することが大切です。給茶機で紅茶やお茶を楽しむ際は、座ってくつろぎたいものです。スペースを広く確保して、従業員が体や心を休めることができる空間になれば、従業員満足度のアップが期待できます。

従業員のアイデアを取り入れる

休憩スペースを設置する場合は、従業員のアイデアも取り入れましょう。休憩スペースは従業員にとって使いやすいものである必要があり、コストは従業員にメリットとなる部分にかけるべきです。イスや机などの導入して欲しい設備や利用ルールについて従業員にアンケートを取り、より良い空間を作りましょう。

社外の人も使えるようにする

意外と大切なのが、休憩スペースを社外の人も使えるようにすることです。もちろん誰でも利用できるのは問題ですが、打ち合わせや営業などで出入りする方には自由に利用してもらいましょう。「来客時に美味しいコーヒーや紅茶を楽しめる」となれば、企業ブランディングの観点でも大きなメリットです。